広場恐怖症の治療には、薬物療法と認知行動療法(CBT)の組み合わせが効果的とされる。特に近年では、不安を感じる状況に段階的に慣れていく「曝露(ばくろ)療法」において、VR(仮想現実)技術を活用した先進的なアプローチが臨床現場で導入され始めている。
実際の現場に出る前に、VR空間で超満員のライブ会場やスタジオの雰囲気を再現し、安全な環境で不安耐性を高めるトレーニングが可能となった。また、瞑想やマインドフルネスを取り入れた自律神経の整え方、SNSを通じた当事者コミュニティでの情報交換など、医学的アプローチとセルフケアを併用しながら症状をコントロールする選択肢が広がっている。