卵不足の影響はスーパーの棚だけにとどまらない。外食産業でも、大手ファミリーレストランやファストフードチェーンが看板メニューである「とろ〜りたまご」関連商品の販売を休止せざるを得ない事態に追い込まれた。居酒屋や洋食店でも、だし巻き卵の価格引き上げや、メニューからの消去を余儀なくされる店が相次いでいる。
こうした混乱は、SNS上でも大きな波紋を広げている。X(旧Twitter)では、「#卵がない」「#卵売ってない」といったハッシュタグとともに、空っぽになった棚の写真が数多く投稿され、トレンド入りを果たした。消費者がSNS上の「売切れ情報」を見て焦り、開店と同時に駆け込むことで、さらに在庫が急速に尽きるという悪循環も生まれている。情報過多の時代において、不安の連鎖が店頭の品薄をさらに加速させている側面は否定できない。