彼の政治キャリアにおける最初の大きな転機となったのが、2026年の埼玉県戸田市議会議員選挙だ。独自の街頭パフォーマンスで若者世代の票を集め、見事に初当選を果たした。しかし、その歓喜も束の間、政界の分厚い壁が立ちはだかる。居住実態の有無をめぐり、選挙管理委員会および裁判所から当選無効決定を下されるという前代未聞の事態へ発展したのだ。
戸田市議会での議席を失うこととなったこの裁判闘争は、地方政治における居住実態の定義や、新人の政治参入を阻む参入障壁の問題を浮き彫りにした。敗訴が確定した夜、報道陣の前に立った西本誠は悔しさを滲ませながらも、「ここで終わりではない」と力強く再起を誓っていた。