縮毛矯正とカラーはどっちが先?同時施術の真実と失敗しない間隔

縮毛矯正とカラーはどっちが先?同時施術の真実と失敗しない間隔

縮毛矯正とカラーはどっちが先?同時施術の真実と失敗しない間隔について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

「仕事や育児が忙しく、美容室に何度も通えないから同日にまとめて終わらせたい」という需要は非常に高く、実際に同日施術を受け付けるサロンも存在します。しかし、「同時にやると髪が痛む」という噂は決して都市伝説ではなく、明確な毛髪科学的リスクに基づいています。

かつての日本の薬事法(現・医薬品医療機器等法)では、医薬部外品に指定されているパーマ剤(縮毛矯正1剤)と医薬部外品の酸化染毛剤(一般的なアルカリカラー)を同じ日に連続して使用することは原則として禁止されていました。現在では、化粧品登録されたカーリング料や中性・酸性のカラー剤が登場したことで、法的には縮毛矯正カラー同日の施術が可能になっています。

法的なハードルがクリアされたからといって、毛髪への負担が消え去るわけではありません。現場のトップスタイリストが指摘する同日施術の主なリスクは以下の3点に集約されます。

  • 急激なキューティクルの損傷:縮毛矯正でアルカリに傾いた毛髪へ連続してカラー剤を塗布すると、キューティクルが過剰に開き、内部のタンパク質(コルテックス)が著しく流出します。
  • 還元剤と過酸化水素の複合ダメージ:縮毛矯正の還元反応とカラーの酸化反応が短時間で繰り返されることで、髪の水分保持力が極端に低下し、毛先がチリつく「ビビリ毛」の原因になります。
  • 施術時間の長期化による頭皮へのストレス:両方の工程を同日に行うと滞在時間は4時間〜5時間以上に及び、薬剤が頭皮に接触する時間が増えることで頭皮トラブルの発生率が高まります。

髪の体力が十分にあり、根元のみを整える施術であれば同日対応が成立する場合もありますが、髪の美しさと持続性を最優先にするならば、日を分ける選択が賢明です。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。