今日のモバイル端末の心臓部には、CPUやGPUを統合した非常に高度なシステムオンチップ(SoC)が搭載されている。AI処理や高画質ゲームをスムーズに動かす強力な演算能力を提供する一方で、限られた密閉空間で膨大な熱を発生させる主要因となっている。
また、短時間でバッテリーを満充電にする急速充電テクノロジーも主要な熱源だ。高電圧・大電流を流し込む際、どうしても電気抵抗による大きな発熱が生じる。チップセットが高負荷で稼働しながら急速充電を行うと、端末内部の温度は急上昇を辿る。
端末は自衛手段として、クロックスピードを強制的に低下させて発熱を抑えるサーマルスロットリングを発動させる。画面が突然カクついたり、アプリが強制終了したりするのは、システムが熱の限界に達している警告サインだ。