中古住宅市場における需給はどう変化しているのか。大手住宅情報ポータルのSUUMOやLIFULL HOME'Sが公表している流通データを分析すると、興味深い市場実態が浮かび上がってくる。
築年数が経過したビンテージ物件であっても、リノベーションによってスキップ構造の立体的な魅力を引き出した部屋は、周辺の相場より高い坪単価で取引される傾向が強い。若い世代やリノベ嗜好の強い層を中心に、「他にはない個性的でおしゃれな住まい」を求めるニーズが確固たるポジションを築いているからだ。
ただし、エレベーター不停止階の物件は、バリアフリーを最優先する買い手からは選択肢から外されやすいため、資産価値の維持や将来の売却容易性(流動性)においては二極化が進んでいる。