2026年3月、27年の歴史に幕を閉じたとき、日本中のファンは絶望した。少子化や原材料費の高騰、さらには製造ラインの老朽化が主な理由とされていた。しかし、ファンの熱意はメーカーの想定を遥かに超えていたのだ。
生産終了直後から、ネット上では「#もぎもぎフルーツ救済プロジェクト」が立ち上がり、最終的に10万筆を超える署名が集まった。さらに、YouTubeやTikTokでは、過去のパッケージを再現した自作動画や、海外のファンによる復活要望動画が拡散。明治の顧客相談センターには、異例のペースで復刻を望む声が届き続けたという。企業の意思決定を動かしたのは、まさに消費者の「熱量」そのものだった。