連日行われていた行方不明者捜索の中で、捜査員が異変に気づいたのは早朝のことであった。京都府の静かな雑木林の奥深く、普段は人通りのほとんどないエリアで、見慣れない物飾りが放置されているのが発見された。捜査隊が慎重に踏み込んだところ、横たわる小柄な身元不明の遺体が確認されたという。
周囲は草木が深く生い茂り、周囲の目につきにくい影となった場所だ。現場には直ちに黄色の規制線が張り巡らされ、緊迫した雰囲気が漂った。遺体の着衣や所持品には、行方不明となっていた児童の特徴と一致する点が複数見られ、現場周辺では手袋をはめた鑑識課員が足跡や微物の採取を丹念に続けている。