里親になりたいからといって、誰でもすぐに犬を引き取れるわけではない。岡山の多くの団体では、現在も厳しい審査基準を設けている。単身者の場合は後見人が必要であったり、高齢者世帯には年齢制限が設けられたりすることも珍しくない。一見すると冷酷に思えるこのルールだが、これこそが犬たちの生涯を守るための防波堤なのだ。
「二度と悲しい思いをさせたくない」。活動家たちの願いは切実だ。脱走防止対策の徹底や、毎年のワクチン接種の確約など、クリアすべき条件は多い。しかし、これらのハードルを越えて結ばれる絆だからこそ、簡単には壊れない強さを持つ。