すべては、サバイバルリアリティ番組『Mnet』の過酷なミッションから始まった。大手事務所JYPエンターテインメントが打ち出した「全員デビュー」を目指す構造は、従来のK-POPグループの作り方を根底から覆す試みだった。リーダーのバンチャンを中心に自らメンバーを選び抜き、過酷な審査を乗り越えたメンバーたち。彼らがついに掴み取った本国デビュー日は、2018年3月25日だ。
ソウル・奨忠(チャンチュン)体育館で開催されたデビューショーケースの空気は、異様なほどの熱気に包まれていた。翌26日にリリースされたミニアルバム『I am NOT』は、自ら作詞・作曲を手掛ける自主制作スタイルの宣言でもあった。力強いヒップホップのビートに乗せて叫ぶ既存の枠組みへの反逆は、またたく間に同世代の若者たちの心を掴んだ。