日本代表の進化に対する国際的評価は、ここ数年でドラスティックに変貌しました。かつては「規律正しく俊敏だが、決定力とフィジカルに欠けるチーム」というステレオタイプが定着していましたが、欧州主要リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガなど)の主力を多数擁する現在の陣容は、世界のフットボール界から極めて高いリスペクトを集めています。
フランスの有力紙『レキップ』や英国『ガーディアン』は、日本の戦術的柔軟性を「カメレオン・フットボール」と命名。ボール保持に拘泥せず、相手のシステムに応じて即座にプレッシングの強度と配置を変えられるリアリズムを高く評価しました。一方で、国内のSNSやサポーターコミュニティでは「アジア予選のような引いた相手を崩すポジショナルプレー」と「世界の強豪に対するハイプレス速攻」の使い分けにおいて、攻撃の連動性に波がある点への注文も根強く存在します。
スタジアム現地で観戦した日本人サポーターの声からは、「以前のような『強豪に胸を借りる』感覚は完全に消えた。勝って当たり前という期待感と、敗れた時の悔しさの質が明らかに変わった」という意識のパラダイムシフトが如実にうかがえます。