試合終了のサイレンが鳴り響いた瞬間、甲子園のスタンドからは無数のメガホンやゴミがグラウンドへと投げ込まれました。高校野球の聖地では前例のない大荒れの展開となり、試合後の整列時にも怒号が収まりませんでした。
勝利した明徳義塾の選手たちがホームベース前に整列し、恒例の校歌斉唱が始まった際、スタンドからは猛烈な「帰れコール」が浴びせられ、校歌のメロディが怒声にかき消されるという異常事態に発展します。この「校歌斉唱事件」はテレビ中継を通じて全国に生放送され、視聴者に凄まじい衝撃を与えました。
試合後、明徳義塾の宿舎には抗議の電話が鳴り止まず、脅迫状が届くなど警察が警備に出動する事態にまで発展。「高校野球の教育精神に反する」「正々堂々と勝負すべきだ」といった非難がメディアや知識人から噴出し、社会問題として連日報じられました。