松岡修造氏はなぜ、あれほどまでに常に熱いのでしょうか。実はその原点には、「もともと自分は極めて消極的で、プレッシャーに弱い人間だった」という衝撃的な事実が隠されています。
現役時代の彼は、大事な試合の土壇場で緊張に呑まれ、あと一歩のところで勝ちを逃す悔しさを何度も経験してきました。その弱さを克服するために編み出したのが、「声に出して自分を鼓舞し、無理にでも前向きな言葉で脳をコントロールする」というセルフメンタルトレーニングでした。
つまり、あの熱血ぶりは生まれつきの性格ではなく、挫折と恐怖を乗り越えるために身につけた「生きるための技術」だったのです。自分の弱さや痛みを骨身にしみて知っているからこそ、悩んでいる人に対して形式的なアドバイスではなく、心の底から本気の応援メッセージを届けられるのです。