多くのファンが懸念したのが、運営による「解雇」や「活動辞退」といった厳しい処分でした。AKB48グループをはじめとするアイドル界では、スキャンダル発覚時の丸刈り謝罪や研究生降格、契約解除が前例として存在していたためです。
しかし、乃木坂46運営委員会が下した決断は「公式な処分なし(選抜メンバー残留)」でした。この背景には、総合プロデューサーの秋元康氏や運営陣が「騙されていた側面を考慮したこと」や、結成初期からグループを牽引してきた彼女の功績を重く受け止めたことがあります。
ただし、代償は決して小さくありませんでした。その年の暮れに確実視されていた第65回NHK紅白歌合戦の初出場が見送られるという痛恨の事態が発生。グループ全体が連帯責任を負う形となり、松村自身も選抜発表の場や握手会で猛烈な逆風と孤立に直面することになりました。