こうした状況下で大きな反響を呼んでいるのが、検証ドキュメンタリー『政治と宗教の闇』である。過激な演出を排し、冷徹な事実関係の積み重ねによって政界と教団の癒着構造を抉り出したこの作品は、従来のテレビや新聞報道が踏み込めなかった領域に鋭く切り込んでいる。
大手メディアがタブー視してきたテーマに切り込む本格的な政治ドキュメンタリーの存在は、既存報道のあり方そのものにも強烈な問いを突きつけた。忖度と配慮に塗れた政治報道から脱却し、真実を追及する調査報道の姿勢を取り戻せるかどうかが、今まさに試されている。