『エルシャダイ』がこれほど長く愛される要因の一つに、案内役であるルシフェルの圧倒的なキャラクター性がある。神の命を忠実に遂行しながらも、どこか人間界を俯瞰して楽しんでいるような立ち振る舞いは、独特のミステリアスな色気を放つ。
黒シャツに身を包み、現代のスマートフォンを思わせる端末で神と交信しながら、指をパチンと鳴らして時間を巻き戻す仕草は、当時のゲーマーに強烈なインパクトを与えた。
「そんな装備で大丈夫か」のほかにも、「話を聞いてくれ」「彼はいい奴だったよ」など、ルシフェルが発するセリフはどれも短くスタイリッシュで、記憶に残りやすい。名優・竹内良太氏の深みのある低音ボイスも相まって、今なおゲーム史に残る屈指のカリスマキャラクターとして語り継がれている。