ここ数年、空前の美容ブームとともに「1回数千円」を謳う格安クリニックが激増した。2026年現在、価格破壊はさらに進み、短時間で大量の患者をこなす「回転率重視」の施術体制がすっかり定着している。
しかし、破格の安さの裏には相応のリスクが潜む。十分なカウンセリング時間を取らず、噛み締め時の筋肉の動きすら確認せずに一律の位置へ注入するマニュアル診療。さらには、製剤の過度な希釈や、安全性が未確認な海外製製剤の使用など、コスト削減のツケが患者の顔面に回されているのが現状だ。
「バイト感覚の若手医師が十分な研修も受けずに執刀しているケースも目立ちます。安さだけを理由にクリニックを選ぶのは、自分の顔を実験台にするようなリスクを孕んでいます」と前出の専門医は明かす。