言葉のルーツを辿ると、発端となった場面の多くは小泉進次郎氏が環境省のトップ、すなわち環境大臣を務めていた時期に行き着く。国連の気候行動サミットでの記者会見で放たれた「気候変動のような大きな問題に取り組むには、セクシーで、クールで、かつフレンドリーでなければならない」という発言は、国内のみならず海外メディアの関心をも集めた。
さらに、プラスチックごみ削減に向けた取り組みや環境施策に関する質疑応答でも、彼の発言は一線を画していた。「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べているというわけではない」といったコメントは、ニュース番組でそのまま放映され、瞬く間に拡散。語彙自体は極めて平易でありながら、意味の円環構造を作り出すその手法は、政治報道のあり方すらも一変させた。