では、この映画は本当にただの「死の世界」を描いたバッドエンドなのだろうか。答えは否だ。宮崎駿監督は、生と死を明確に分ける現代的な価値観に対して、もっと混沌とした、生命そのものの根源を描こうとしたのではないか。
ポニョの母親であり、海の母であるグランマンマーレの存在がそれを象徴している。彼女は巨大な海の意思そのものであり、生者も死者も、人間も魚も、すべてを等しく包み込む。生と死の境界線すらも曖昧にしてしまう圧倒的な母性。それこそが、私たちがこの作品を観たときに感じる、得体の知れない「心地よさ」と「恐怖」の正体なのだ。 (出典: 崖 の 上 の ポニョ 考察(Yahoo!ニュース))
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