かつてメガネといえば、フレーム代とレンズ代が別々で、合計すると最終的な支払額がいくらになるのか会計まで分からないという不透明さが常態化していた。そこに登場したのが、「レンズ付き一式2万円(税抜)」という極めてシンプルな提示である。当時の消費者にとって、この明朗さはまさに救世主のように映った。
分かりやすさだけではない。インパクトのあるテレビCMをはじめとする効果的な広報活動や、地域に根ざした親しみやすい店舗づくりが相乗効果を生み、眼鏡を購入する心理的ハードルを一気に引き下げた歴史的意義は大きい。