取材班がSNSのコミュニティや美容掲示板に投稿された数百件のリアルな相談事例を精査すると、水太りに悩むダイエッターが極めて高い確率で陥る「致命的な失敗パターン」が浮かび上がってきました。
典型的なのが、「足が太くなるのが嫌だから、日中の水分摂取を極力控えている」という声です。ある20代後半の会社員女性は、自身の体験記の中で次のように告白しています。
「夕方のふくらはぎがパンパンになるのが怖くて、オフィスでは1日にお茶を紙コップ1杯程度しか口にしない生活を続けました。しかし結果は正反対でした。夕方には靴が入らないほど酷く腫れ上がり、尿の回数は1日2回に減少。肌は極度に乾燥して頭痛まで発生し、体重は微増したまま全く落ちなくなってしまったのです」
この悲痛な証言が示す通り、「水を飲むのをやめればむくみが消える」というのは生理学上の完全な誤謬です。人体は脱水傾向を感知すると、生命維持のために抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌を高め、腎臓で尿から水分を無理やり再吸収して体内に封じ込めようとします。つまり、水を飲まないことでかえって身体が強烈に水分を抱え込み、排泄機能が完全に停止して浮腫が悪化するという負のループに突入してしまうのです。