室内で飼育している水槽で虫が発生する背景には、虫にとって「繁殖に都合の良い条件」が揃ってしまっている明確な理由が存在します。
最大の発生源となりやすいのが、上部フィルターや外部フィルター、外掛けフィルターの内部です。ろ過マットやウールパッドに蓄積した有機物(魚のフン、食べ残しのエサ、枯れた水草の破片)は、チョウバエやユスリカの幼虫にとって格好のエサとなります。水流が緩やかで暗く、湿度が保たれたろ過槽は、外敵のいない天然のシェルターになってしまうのです。
また、ショップで購入した水草への卵・幼虫の付着も見逃せません。屋外ファームで育成された水草には、肉眼では確認しづらい微小な卵が付着しているケースがあります。そのまま水槽へ導入してしまうと、数日から数週間で一気に孵化し、室内で羽化を繰り返すサイクルが完成します。