カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』をはじめ、ハンセン病回復者の老女を繊細に演じ切った『あん』、そして家族の滑稽さと断絶を描いた『歩いても 歩いても』。彼女が遺した秀逸なヒューマンドラマは、現代のデジタル配信時代においても世界中の人々の心を揺さぶり続けている。
現在、NetflixやAmazon Prime Videoといった世界的なストリーミングプラットフォームを通じて、彼女の出演作は若い世代や海外の映画ファンにも広く手軽に視聴されている。世代や国境を超えて高い評価を得る背景には、言葉の壁を超えた「生身の人間」としてのリアリティがあるからだ。時代が移り変わっても色褪せない邦画のマスターピースとして、彼女の演技は今も新しい観客を獲得し続けている。