米、小麦、肉、卵、大豆、乳製品がアレルギー項目に並ぶと、「一体普段は何を食べて生きているのか」という疑問が湧きます。しかし、実際の医学的なアレルギー反応と血液検査の結果には、知られざるギャップが存在します。
アレルギーの血液検査で陽性反応が出ても、「実際に食べて症状が出るかどうか(臨床症状)」は別問題です。狩野さんが専門医と相談しながら実践している食事マネジメントには、以下のような現実的なアプローチがあります。
1. アナフィラキシーを起こす高リスク食材の完全排除
過去に重篤な症状が出たソバや特定の甲殻類、強い果物などは徹底して口にしないよう徹底管理しています。
2. 加熱処理とアレルゲンの低減
生卵や生の果物は激しいアレルギーを引き起こしますが、十分に加熱調理することでタンパク質の構造が変化し、症状が出にくくなる食材をうまく取り入れています。
3. 「米」や「肉」との付き合い方
米アレルギーと判定されてはいるものの、幸いにも日常的に少量のご飯を食べる程度であれば重篤なショック状態には至らないため、体調を見極めながら主食として摂取しています。また、オートミールやグルテンフリー食品、アレルギー対応米などをローテーションで活用し、過度な連続摂取を避ける工夫を凝らしています。
4. 食べられるものの選定
魚類(加熱した白身魚など)や消化の良い温野菜、特定の穀物など、自分の体に合っていると確認できた食材を中心にバランスを取っています。外食時には原材料を細かく確認し、無理のない範囲で食事制限と栄養補給を両立させています。