専門的な医療・ヘルスケアの知見が集約されているMedical Noteなどの解説においても、羽ばたき振戦の早期発見には日常的な観察とシンプルな検査法が極めて有効だとされている。家庭で家族や本人が確認できる具体的なセルフチェック方法は以下の通りだ。
まず、椅子に腰掛けた状態で両腕を肩の高さまで真っ直ぐ前方に伸ばす。次に、手のひらを正面に向け、指を扇状に開いて手首を限界まで手前に反らせる。そのままの姿勢を15秒から30秒間保持する。正常であれば手首は固定されたまだが、異常がある場合は数秒おきに手がカクンと下方へ力無く折れ曲がり、再び持ち上がる動作を繰り返す。さらに、初期の肝性脳症では「簡単な計算間違いが増える」「日時や場所の感覚が曖昧になる」「昼夜逆転が生じる」といった行動面・性格面の微小な変化が同時に現れることが多いため、見逃さない視点が求められる。