かつて水質汚濁が叫ばれた手賀沼だが、近年の水質改善と環境保全運動の実を結び、今や野鳥や水生生物が戻る自然の宝庫へと生まれ変わった。その水辺に隣接する敷地は、沼の生態系とシームレスにつながる水生植物エリアや親水デッキを備え、来園者に自然との直接的な触れ合いを提供する。
清流のせせらぎを感じられる木道では、朝の散歩を楽しむ近隣住民が野鳥のさえずりに耳を澄ます。湿地帯の保全ゾーンにはメダカやトンボの幼虫が生息し、近隣の小学生が理科の校外学習で訪れる姿も日常の光景だ。人工物と自然が見事に調和した水辺空間は、都市部における環境再生の模範事例として国内外から視察が相次ぐ。