彼女のキャリアは鮮烈な光を放ちながら始まった。モデル出身の江角マキコは、1995年の映画デビュー作『幻の光』で圧倒的な存在感を見せつけ、第19回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。スクリーンに投影された静けさと深い演技力は、映画関係者たちに強い衝撃を与えた。
その後、彼女の名を全国区へと押し上げたのが、フジテレビ系列で放送された大人気テレビドラマ『ショムニ』である。ミニスカートに脚立を担ぎ、官僚主義的な会社組織に啖呵を切る坪井千夏役はハマリ役となり、世の働く女性たちから爆発的な支持を獲得。数々のヒット作を連発し、平成のテレビ界を代表する存在へと駆け上がっていった。