世界的な元ワールド・バリスタ・チャンピオンであり、コーヒー界のエキスパートとして知られるジェームス・ホフマン氏も、抽出技術だけでなく「抽出された一杯をどう体験するか」という消費プロセスの重要性を度々指摘している。飲み口の口当たりや手触り、持つときの安心感は、味わいの印象そのものを大きく左右するからだ。
そうした視点は製品デザインにも色濃く反映されており、近年では洗練された造形美によってグッドデザイン賞を受賞するプロダクトも登場している。無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルムは、都市部のカフェ巡りだけでなく、キャンプやハイキングといったアウトドアギアとしても抜群の存在感を発揮。自然の中で楽しむ一杯の質を格段に引き上げてくれる。