女優としての表現力とビジュアルの高さが見事に結実したのが、近年の代表作群である。TBSテレビで放送され大ヒットを記録した医療ミステリードラマ『アンナチュラル』では、解剖医・三澄ミコト役を演じ、無駄な装飾を削ぎ落としたナチュラルなメイクで画面に立った。役柄のリアルさを追求したその佇まいは、彼女の素材の良さを改めて証明することとなった。
一方で、映画『シン・ゴジラ』で見せた米国大統領特使役では、洗練された知的さと力強さを兼ね備えたスタイリングで観客を圧倒。役柄ごとにビジュアルを自在にコントロールする振れ幅の広さは、単なるルックスの美しさにとどまらない彼女の演者としての底力を物語っている。