首相就任に伴い、家族を取り巻くセキュリティ環境は一変した。内閣官房や警護当局は、首相本人の警護のみならず、民間人である家族のプライバシー保護にも細心の注意を払っている。
特に結婚などの慶事は、警備上のリスクや予期せぬ情報漏洩につながる懸念がつきまとう。かつて首相親族の私生活がネット上に晒され、政権への攻撃材料にされた苦い歴史が永田町にはある。そのため、官邸サイドは娘たちの個人情報流出に対して極めてセンシティブな姿勢を崩していない。
「一般人である家族を政治の喧騒に巻き込ませない」という方針は、石破首相自身の強い意向でもある。報道各社に対しても過度なプライベート取材を自粛するよう求められており、国家の要衝を守る厳戒態勢の裏で、家族を守る防壁が静かに築かれている。