二人の出会いは、慶應義塾大学法学部のテスト対策グループやゼミナールがきっかけでした。石破茂氏は彼女を一目見た瞬間から強い好意を抱いたと後に明かしていますが、当時の佳子夫人にとって石破氏は「勉強ができる真面目な同級生」の一人に過ぎなかったと言います。
卒業式の日、石破氏からの告白に対して「将来の目標がまだはっきりしていない段階でお付き合いはできない」と誠意をもって断ったという逸話は有名です。しかし、その後に訪れた試練が二人の運命を引き寄せます。石破氏の父である石破二郎元鳥取県知事が急逝した際、佳子夫人が送った一本の弔電がきっかけとなり、二人の距離は急速に縮まることとなりました。誠実に相手を想う佳子夫人の温かい気配りが、孤独の中にいた石破氏の心を深く救ったのです。