伝統の枠にとどまらない革新が波及している。近年注目を集めているのが、シェリー樽やミズナラ樽で長期熟成させた琥珀色のボトルだ。黒糖由来の香ばしさと木樽のバニラ香が溶け合い、ジャパニーズウイスキーの新たなる対抗馬としてコレクターの間でプレミア価格で取引されるケースも珍しくない。
さらに、特定の島や単一農園(シングルオリジン)で収穫されたサトウキビのみを使用し、テロワールをダイレクトに表現するマイクロディスティラリーの試みも花開いた。土壌や気候の違いがダイレクトに味わいに反映される奥深さに、世界中の酒通たちが熱視線を送っている。