適度な運動とは何分?厚労省の新基準とやりすぎの罠をプロが解説

適度な運動とは何分?厚労省の新基準とやりすぎの罠をプロが解説

適度な運動とは何分?厚労省の新基準とやりすぎの罠をプロが解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

運動の目的が「生活習慣病の予防」なのか、それとも「体脂肪の削減(ダイエット)」なのかによって、投じるべき適度な運動の目安時間と強度は大きく変化します。有酸素運動と筋トレの頻度を誤ると、長時間の運動をしている割に全く体重が落ちないという停滞に陥りかねません。

主要な目的別に、科学的データと運動生理学の見地から導き出された標準スペックを整理したのが下表です。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価生活習慣病予防(成人)歩行1日60分(約8,000歩)+中強度運動週60分1日10,000歩神話が根強い8,000歩(うち速歩き20分)で死亡リスク低減効果は頭打ちになるため、8,000歩で十分。ダイエットに効果的な運動量中強度有酸素運動を週150〜300分+筋トレ週2〜3回毎日1時間のランニング長時間の有酸素運動単体は筋肉を削るリスクあり。大筋群の筋トレとの組み合わせが必須。高齢者向けの適度な運動1日40分の身体活動(約6,000歩)+体操・バランストレーニング週3日散歩のみで済ませがちフレイル・サルコペニア予防には歩行だけでなく、自重スクワットなどの多角的負荷が肝心。推奨される運動頻度週2回以上の運動習慣(1回30分以上の中強度運動)週末だけの集中トレーニング中2〜3日の間隔を空けて分散させる方が、血糖値コントロールや筋合成の観点で圧倒的に優位。

表から読み取れる通り、ただ走る距離を伸ばすことだけが正解ではありません。ダイエットを目的とする場合、有酸素運動だけに頼ると基礎代謝を司る骨格筋量が低下し、結果として太りやすく痩せにくい体質を招きます。週2〜3回の自重筋トレで筋量を維持しつつ、週150分程度の中強度ウォーキングを積み重ねる設計が最も効率的です。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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