『ユアタイム』における彼女へのバッシングを語る上で見逃せないのが、番組立ち上げ直前に起きた前代未聞のトラブルです。当初、メインキャスターには経歴詐称疑惑で世間を騒がせたショーンK(ショーン・マクアードル川上)氏が就任予定であり、市川紗椰はアシスタント的な補佐役に回る体制で準備が進められていました。
ところが、放送開始直前にショーンK氏が電撃降板。報道の経験が皆無に等しかった市川紗椰が、急遽単独でメインキャスターの重責を背負わされるという過酷な事態に直面したのです。経験豊富なベテランアナウンサーであっても困難を極める生放送の看板ポジションに、突如として放り込まれた彼女のプレッシャーは想像を絶するものでした。
結果として、番組は低視聴率に苦しみ、約1年半後の2017年9月に幕を閉じることになります。この『ユアタイム』の終了とキャスター降板のプロセスにおいて、「番組を崩壊させた要因」のように取り上げられてしまったことが、長らく彼女に「嫌い」「実力不足」というネガティブなレッテルを貼る最大の原因となってしまいました。