現役時代の市川さんは、長野県軽井沢町を拠点とする「中部電力カーリング部」の主将・スキップとして多忙を極めていました。日本選手権4連覇を果たすなど過密な遠征や練習スケジュールをこなすなかで、二人はどのようにして愛を育んだのでしょうか。
二人の馴れ初めは共通の知人を介した出会いがきっかけでした。当初、夫となる男性は彼女がトップアスリートであることに特別な先入観を持たず、一人の女性として自然体で接していたといいます。重圧と戦い続ける日々を送っていた市川さんにとって、競技の勝敗に関係なくありのままの自分を受け止めてくれる彼の存在は、かけがえのない安らぎとなっていきました。
交際期間中も夫は遠方から静かに応援を続け、精神的な大黒柱として彼女を支え抜きました。華やかな氷上の戦いの裏側で育まれた深い信頼関係が、自然と将来を共にする決意へとつながっていったのです。