「肩が重いから肩のてっぺんに貼る」「腰が痛いから骨の真上に貼る」という貼り方は、実は効率的ではありません。湿布に含まれる有効成分(非ステロイド性抗炎症薬など)は皮膚から血管や筋肉へと浸透していきますが、痛みの発生源である筋肉の緊張部位や血流の要所に届かなければ、十分な鎮痛・消炎効果を発揮できません。
整形外科の臨床現場でも推奨されるのは、筋肉の付着部(トリガーポイント)や東洋医学のツボを意識した貼り方です。例えば首から肩の重だるさには、首の付け根にある骨の出っ張り直下(大椎・だいつい)や、肩甲骨の内側のキワ(膏肓・こうこう)にアプローチするのが定石。患部そのものよりも「痛みを引き起こしている筋肉の根元」をカバーすることで、筋肉全体の緊張がゆるみ、驚くほど痛みが和らぎます。