舌の表面に無数の溝が形成される溝状舌は、人口の数%に見られる比較的頻度の高い状態です。遺伝的な要因や年齢による変化が多いものの、溝の部分に食べかすや細菌が溜まると炎症を起こし、激しい痛みを伴う舌炎へ発展することがあります。
また、舌全体が赤く腫れ上がり、表面の突起(舌乳頭)が消失してツルツルになる「平滑舌(へいこうぜつ)」は、鉄欠乏性貧血やビタミンB12不足などの栄養障害が原因で起こることが知られています。全身の代謝バランスが崩れているという身体からのサインなのです。
最新の医療・ヘルスケア情報を提供する厚生労働省 e-ヘルスネットでも、口内の健康維持が全身疾患の予防やQOL(生活の質)向上に直結している点が詳しく解説されています。舌の変色は、単なる口の問題にとどまらない全身のシグナルと言えます。