声優の仕事はアニメーションだけではありません。外画の日本語吹き替え、家庭用・スマートフォン向けゲーム、CMナレーションなど多岐にわたり、それぞれギャラの算出方法や単価相場が大きく異なります。
代表的なジャンルごとの出演料単価と特徴を整理したのが以下の比較です。
- テレビアニメ(30分枠):1本あたり約1万5000円〜4万5000円程度(ランク制度に準拠)。拘束時間は3〜5時間程度に及び、事前の台本チェックやリハーサル時間を含めると時給換算での実入りは非常に低くなります。
- 海外映画・ドラマの吹き替え:アニメよりも尺(放送時間)が長いため時間加算が適用され、1作品あたり約3万円〜10万円以上。拘束は長いものの、安定した演技力を評価されるベテランにとっては手堅い収益源となります。
- アプリゲーム・家庭用ゲーム:ランク制度の縛りを受けず、「1ワード(1セリフ)あたり数十円〜数百円」、または「1タイトル・1時間あたり数万円〜数十万円」の完全買い取り契約が主流。大作アプリのメインキャラクターを担当すると、1タイトルで数十万〜数百万円単位のまとまった報酬になることもあります。
- TV番組・CMナレーション:数分〜数十分の収録で10万〜100万円超が発生する最もギャラ単価が高い領域。映像作品とは異なる専門スキルが要求されますが、声優が経済的安定を築く最大の登竜門となっています。