特に青春スポーツアニメというジャンルにおいて、木村良平の存在感は圧倒的だ。『黒子のバスケ』の黄瀬涼太は、一見すると調子の良いプレイボーイ風でありながら、本気で勝利を追い求めるアスリートの泥臭さを見せる。あの「パーフェクトコピー」で見せた鬼気迫るプレイと、コートでの咆哮は今なお語り草となっている。
一方で、『ハイキュー!!』に登場する梟谷学園のエース・木兎光太郎は、まったく異なるベクトルで視聴者を惹きつけた。「ヘイヘイヘーイ!」というハイテンションな掛け声から、調子を落としたときのシュンとした様子まで、感情の起伏の激しさを実に自然に演じ切っている。チームの絶対的支柱でありながら愛される兄貴分という絶妙なバランスは、彼の手腕があってこそ成立した。