2026年にユネスコ世界文化遺産へ登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。この登録を契機に、文化庁や関係自治体による学術的保全と最新科学を用いた再調査が飛躍的に進んだ。
最新の非破壊探査装置を用いた地中レーダー探査では、地表からは見えない未発掘の配石遺構や、古代の土坑墓が幾重にも重なっていることが確認されている。文化庁の担当者は「これまでの発掘は遺跡全体のわずか一部に過ぎない。地下にはまだ数多くの謎が眠っている」と語る。文化財としての価値を守る保存修復技術の発展とともに、未公開データのデジタルアーカイブ化が進行中だ。