十代後半、バラエティ番組のひな壇で破天荒な発言を繰り出し、お茶の間の笑いを誘っていた姿を記憶している人も多いだろう。しかし、当時から彼女の言動を細かく観察していた業界関係者は一様に口を揃える。「彼女は決して無計画に動いていたわけではない」と。
番組での立ち位置や求められる役割を瞬時に把握する頭の回転の速さ。それは後に、自身のアパレルブランドやコスメブランドを立ち上げる際の強力な武器となった。単なるタレントの「名前貸し」ビジネスではなく、商品企画からデザイン、プロモーションの細部に至るまで自身の美意識を徹底的に反映させるスタイルは、同世代の女性たちから絶大な信頼を獲得するに至ったのである。