2026年春に発表された独立のニュースは、業界内に大きな激震をもたらした。長年所属した巨大組織を離れ、個人として自立する道を選んだからだ。当時は「巨大なシステムの後ろ盾を失えば、メディア露出や活動範囲が狭まるのではないか」という懸念の声も一部で囁かれていた。しかし、それから2年が経過した2026年、その予想は見事に裏切られた。
プロジェクト「.ENDRECHERI.」を柱とする彼のクリエイティブは、速度も自由度も加速度的に増している。意思決定のスピードは格段に上がり、プロジェクトごとに最適なクリエイターとダイレクトにつながる柔軟性を手に入れた。大企業の論理や忖度に縛られず、自らの美学だけを純粋に磨き上げる。その足取りの軽さは、同世代や後に続くアーティストにとっても巨大な希望となっている。