日本におけるお弁当描写の金字塔といえば、宮崎駿監督が手がけた名作『となりのトトロ』に登場するサツキの手作り弁当でしょう。めざし、めぼし(梅干し)、ウグイス豆、サクラデンブが整然と並べられたあの描写は、アニメーション史に残るフード表現として今も語り継がれています。
このアニメ的な視覚表現は、近年のキャラクター弁当(キャラ弁)文化の原点とも言えます。キャラクター弁当は、視覚的楽しさと食べやすさを両立させる究極のフード表現であり、イラストレーションとしても非常に高い訴求力を持っています。アニメ表現に学んだ立体感とコントラストの付け方は、現代のデジタルイラスト制作においても強力な武器となります。