誰もが羨む名門・早稲田大学に入学しながら、なぜ上田晋也さんは中退という道を選んだのでしょうか。その決断の裏には、理想と現実のギャップ、そして表現者としての強い渇望がありました。
もともと上田さんは「作家になりたい」「放送作家や演出家、表現に携わる仕事がしたい」という強い夢を抱いて上京しました。しかし、実際に教育学部の講義を受け始めると、教員免許取得を目指す周囲の学生との熱量の差や、自身の思い描いていた大学生活とのズレに直面します。「大学に居続けても、自分が本当にやりたいことには近づけないのではないか」という焦燥感が次第に募っていきました。
そんな中で上田さんの心を急速に占めたのが、学生時代から抜群の相性を誇っていた有田哲平さんとコンビを組んで「お笑いのプロとして生きる」という道でした。中途半端な気持ちで大学に通い続けるよりも、自らの腕一本で勝負したいという強い覚悟が、早稲田大学中退という大きな決断へと突き動かしたのです。