「やまの」が9割以上を占める苗字の世界ですが、日本各地の家系調査を行うと、思わず耳を疑うような珍しい読み方のバリエーションが存在します。
言語の音便変化や地域方言がそのまま苗字の読みに固定化したもので、戸籍や口伝によって現在まで大切に受け継がれています。
特に「さんの」という読みは、「やまの」の「ま」の音が脱落・変化した音変化(撥音化)と考えられており、古い家系図を持つ地域で散見されます。また、苗字として「さんや」と名乗る家系も全国に極めて少数ながら実在しており、歴史的な地名との結びつきの強さを証明しています。