事件発生から数日後、捜査関係者の情報流出やネットユーザーの特定作業によって浮上したのが、山上徹也のTwitterアカウント名である「@silent_hill333」(ユーザー名:智也)でした。アカウント名にある「silent hill」は、彼がかつて親しんだ名作ホラーゲームのタイトルであり、精神的な孤立や絶望のメタファーであったと精神分析の専門家からも指摘されています。
報道各社の追跡取材および警察当局の押収端末データの照合により、このアカウントは山上徹也のsilent hill 333として本物であることが確定しました。アカウントが開設されたのは2019年10月。最後の投稿となった2026年6月30日までの約2年8カ月間に、合計1,363件のポストが投稿されていました。
山上徹也の投稿内容まとめを精査すると、発言の大半は政治思想の主張ではなく、極めて個人的かつ凄惨な「被害の記憶」で埋め尽くされています。特に目立つのは以下の3点です。
1つ目は、母親が入信した旧統一教会への徹底的な憎悪です。「オレが憎むのは統一教会だけだ」という直情的な言葉とともに、母親が注ぎ込んだ1億円を超える献金によって家庭が完全に崩壊した事実が繰り返し記されていました。2つ目は、小児がんを患い失明の末に自死を選んだ兄への追悼と、父親の自死という壮絶な生い立ちに対する嘆きです。そして3つ目は、孤立無援の中で社会への居場所を失っていく自らの精神的摩滅でした。