山本有真選手を語る上で欠かせないのが、試合時にも決して妥協しないバッチリメイクと、サイドの髪を留める象徴的なヘアピンです。かつての実業団や大学陸上界では「競技に化粧は不要」という旧態依然とした風潮も一部に存在しましたが、彼女はその壁を実力と美意識の両面で打ち破りました。
メディアの特集インタビューにおいて、本人は次のような強い信念を明かしています。「おしゃれをして、自分が一番自信を持てる姿でスタートラインに立ちたいんです。そうするとモチベーションが上がるし、堂々と走れるんです」。彼女にとってメイクは単なる装飾ではなく、戦場に赴くためのメンタルスイッチ(鎧)に他なりません。
汗を大量にかき、風圧を受ける長距離種目でありながら、ゴールまで崩れないベースメイクや印象的なアイライン、絶妙なニュアンスカラーのリップは、美容ファンの間でも大きなトピックとなっています。ウォータープルーフ仕様のコスメを巧みに使い分け、競技中の激しい動きでも前髪が視界を遮らないよう計算して配置されたヘアピンは、実用性とビジュアルの演出を見事に両立させた彼女ならではのアイコンです。