現在、山本譲司氏のもとには全国の自治体、弁護士会、福祉施設、警察・矯正関係機関から講演活動の依頼が絶えません。テーマは「再犯防止と地域の役割」「罪を犯した障がい者の社会復帰」「どん底からの再起と命の重み」など多岐にわたります。
壇上の山本氏は、自らが犯した罪の責任を一切曖昧にすることなく率直に語り始めます。元代議士としての語り口の巧みさに加え、服役囚としての苦痛と悔恨、そして福祉現場で泥にまみれてきた支援者としての実感が融合した言葉は、聴講者の胸を強く打ちます。
人口減少と地域社会の希薄化が進むなかで、孤立を防ぐセーフティネットの重要性は一段と高まっています。「排除ではなく包摂を」という山本氏の訴えは、過ちを犯した人のためだけではなく、誰もが生きやすい寛容な社会を築くための指針として共感を広げています。