日常生活の何気ない習慣も、僧帽筋の過発達を拍車をかける大きな要因だ。休日にソファへ沈み込み、スマホやタブレットでNetflixのドラマを長時間連続視聴する光景は珍しくない。頭部が前に落ちた姿勢を続けると、約4〜5キロある頭の重みを支えるために僧帽筋上部が絶え間なく収縮し続けることになる。
さらに、YouTubeのフィットネス動画や『NHKみんなの筋肉体操』などを参考に自宅でウエイトトレーニングを始める人が増えた一方で、運動中の無意識な「肩のすくみ」に気づかないケースも多い。サイドレイズやラットプルダウンを行う際、肩甲骨を下げる意識が抜けていると、狙いたい肩や背中ではなく僧帽筋ばかりに負荷が逃げてしまい、結果として「隠れ盛り肩」を作り出してしまうのだ。