彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、新海誠監督が手がけた大ヒットアニメーション映画『天気の子』だ。ヒロイン・天野陽菜役に抜擢された森七菜は、その声に宿る圧倒的な透明感と躍動感で一気に全国区の知名度を獲得した。新海監督が「彼女の声には人を引き付ける特別な力がある」と認めたその資質は、彼女の表現における揺るぎない原点となっている。
その純度の高い存在感は、実写作品でも色あせることはなかった。フジテレビのドラマ『真夏のシンデレラ』では、夏の海を舞台に弾けるような笑顔と葛藤を全身で表現。声の演技で培った感情の表現力と、実写で磨かれた身体性が融合し、現在のグラビアで見せる独特の「物語性」へとつながっているのだ。